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シロコロショックだ! タイムリミットが近づく・・・・・!産経新聞にて!

B-1優勝「シロコロ」名称使用不可 苦境の厚木市 迫るタイムリミット

3/3(火) 17:30配信 産経新聞

B-1優勝「シロコロ」名称使用不可 苦境の厚木市 迫るタイムリミット


「シロコロ」は七輪で、焦げ目がつくまで焼くのがおいしいという=神奈川県厚木市内の提供店


 「B-1グランプリ」で過去に優勝した神奈川県厚木市の豚ホルモン焼き「シロコロ」の商標権の売却先が宙に浮き、4月以降、名称が使えなくなる問題で市が揺れている。市は商標権の買い取りを見送ったが、まちの利益喪失という懸念に加え、市内の店舗などからも名称の継続使用に向けた要望を受けるなど、圧力が強まっているためだ。一方で、商標権の買い取りには税の適正な使い道という問題が立ちはだかる。3月末までというタイムリミットが迫る中、市はこの問題にどう対応していくのか。注目を集めている。

 「この話は継続中であり、まだ先が見えていない状況。この段階でコメントすべきではない」。2月の定例記者会見で、シロコロの商標権をめぐる問題について問われた小林常良市長は表情を曇らせ、こう答えた。市がすでに決定している買い取りの見送りについて、なお方針変更の可能性をもにおわせる、歯切れの悪い回答となった。

 ■解決への思い

 「シロコロ」は平成20年に行われたご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」でゴールドグランプリに輝き、優勝。全国に名をとどろかせ、いまも「厚木のシロコロが食べたいといって市外から来てくれるお客さんも多い」(提供店)というほどの看板商品に成長している。

 知名度向上に努めてきたのは、「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」(昨年9月末解散)。市内の有志らによって10年以上前に立ち上げられ、市民だけでなく、市職員や市議らもからみ、「一時は40人程度がメンバーとして活動してきた」(関係者)という。

 民間団体が中心となり、「シロコロ」で市の知名度を高めたことは、市にとって追い風となった。市はふるさと納税の返礼品にしたり、市の名産として商品をアピールしたりするなど、団体の活動に“便乗”してきた経緯がある。

 それが、商標権者側の意向で突然、名称が使えなくなろうとしているのだ。多くを語ることを避ける小林市長の心情には、シロコロに対する思い入れの深さや問題をなお解決したいという熱意などが交錯しているとみられている。

 シロコロの名称が使えなくなるのは、商標権者らがこれまで店舗などに発行してきた、名称の利用許可の意味を持つ「認定証」を4月以降、更新しないとしているためだ。市も、ホームページや印刷物から「シロコロ」を外すことを求められるほか、「シロコロ」の名称を使ったPRなどは禁止されることになる。

 ■買えない市

 商標権を持つのは、「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」でそれぞれ代表と副代表を務めていた中村昭夫氏(56)と小野塚徳博氏(64)の2氏だ。団体解散後、商標権を市に売却することを目指してきた。

 ただ、交渉で市は買い取りを見送っている。2氏が譲渡にあたり、市に提示した条件を市側が飲むことができなかったためだ。2氏は市に提示した金額などを公表していないが、ある関係者は「これまで商標権獲得にかかってきた費用の数倍に上るのではないか」とみている。

 商標権者の一人、小野塚氏に内訳を尋ねると、「商標登録の費用約250万円と、申請に要した費用250万円の計約500万円。そこにB-1優勝時の写真など数万点の利用権、探検隊の実績紹介料などの権利費用を加算した」という。その上で「のぼりや写真、マスコットの使用権などをワンセットで購入してもらうのが条件」と話し、金額などの譲渡条件の妥当性を強調している。

 市の立場は苦しい。仮にワンセットで購入した場合は「市が使わないような内容も含まれる。税金を使って、いらないものまで買ったとすれば、税の無駄遣いというそしりは免れない」(市観光振興課の小野間善雄課長)ためだ。


 ■嘆願書提出も

 一方で、市がシロコロのネームバリューという資産を失うことに懸念を示す声もある。ある市議は「せっかくここまで有名になったのだから、まちおこしにこれを継続して使っていかない手はない」と話す。

 この問題では、市内の「認定店」各店が翻弄されている。看板商品の名称変更を余儀なくされるだけでなく、のぼりやメニューから「シロコロ」の名称を外すことで費用もかさむためだ。

 各店舗からは「突然使えなくなると言われても…」「これで商売してきたのだから」といった困惑の声があがっている。事業者らは2月10日、小林市長宛てに問題解決を求める嘆願書も提出している。

 そうした声を受け、市側は「みんなが使えるようになり、それがまちおこしにつながる。話を進められることを望んでいる」(小野間課長)としているが、市の方向性はなお見えない。「シロコロ」の名称が使えなくなるタイムリミットは刻々と迫っている。

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